隠居僧(老和尚)「パートナーの難病介護の日常」

不慣れな家事全般と介護等の老僧の主夫?

 パートナーの難病(オリーブ橋小脳萎縮症)の介護生活と愛犬の独り言?

ワンちゃんの散歩中・・ある日の行脚した時の事を思う!

今日も 朝5時起床 ワンちゃんと散歩
 パートナーは散歩から帰ってユックリしていた。時に起きてきた!
 室温12度 外気温 3度 朝焼けと三日月のお月様が空に出ていた。 今日は暖かくなりそう。
今日はパートナーはリハビリ! 言語と下半身の運動! 言語は相変わらずだけど・・・
 歩きの方は多少 今までより ふらつきが見える? 先日来より寒かったので・・ 座っていることが多かったのでその影響か?   この病気はリハビリが一番だから 
今日はしっかり頑張って欲しい!


ワンちゃんの散歩中 いつも 早朝にお寺の前のお地蔵さん&お大師様にお参りしている
おばあちゃんに呼び止められた。 「サツマイモはいらないですか?」って そして「持って行こうか?と思っていたけどお大師さんにお供えすると思って あんたお坊さんだから」と云って 手を合わせて お芋さんをくれた。  久しぶりの布施だった!
これに関連して 若い頃 網代笠 錫杖で行脚した時の事を思い出した。 兵庫県の「夢千代日記」で有名な 温泉に宿をとった時の事! この日は天の橋立の近くのお寺に前の晩は泊めてもらって行脚していて・・この温泉地近くで日が暮れたので宿を探して泊まった時のことです。 温泉地の場末の湯治客相手の小ぎれいな昭和そのままの温泉宿!  ここに草鞋を脱ぎました(本当に草鞋を履いていたから この表現ピッタリ)
玄関の框に腰を掛けて草鞋をぬごうとしたとき その宿の女将さんは奥に行き 足洗用の洗面桶をもってきたのです。 そして 足を丁寧に拭いてくれるのです。 まるで時代劇みたいでした。 その後 網代笠と錫杖を受け取り 「お預かりします」って言って
どこに持っていくのかな?と見たいたら~~ その女将さんちの 仏壇の横の床の間に立て掛けてくれてました。  そして部屋に案内され ゆっくり風呂に入り 疲れを癒させてもらいました。その翌日 行脚に旅立つ前に 宿の清算をして 宿を出ようとするとき
そこの女将さんが網代笠と錫杖を渡してくれ・・そして「お昼にどうぞ・・」とお弁当(大きなおにぎり2個とたくあん2切れ)と紙包み? 頭を下げ礼を言って出発したのですけど・・  さっきの紙包みの中身は・・ 宿代と同じだけのお布施 だった。  
 何気ない 普通の中で素晴らしい お布施を頂きました。   今から 30数年前でした。   今でも鮮明に頭に浮かびます!

ぼくちゃん疲れて寝ています! 
ぼくちゃんの散歩でそんな事まで思い出すの?
 老僧って 昔の良かった頃の事をよく思い出すね!
 ワンちゃんは20年生きられたら長生きなんだから・・
 ぼくちゃん 元気元気に頑張るよ!

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