隠居僧(老和尚)「パートナーの難病介護の日常」

不慣れな家事全般と介護等の老僧の主夫?

 パートナーの難病(オリーブ橋小脳萎縮症)の介護生活と愛犬の独り言?

介護の間に愛犬Tくんのお散歩

 私の一日は 三度の食事準備 掃除 洗濯 お買い物・・そして 愛犬Tくんのお散歩!  年齢を重ねていけば ダンダン一日が短くなる!というけど、 本当ですね?
 この一日の中で一番大変なのは・・・愛犬Tくんの散歩 妻が健康な時は妻が行っていたのでけど・・妻が病気になって行けなくなったので 私が毎日行っています。 現在のこの介護の状態を 愛犬に説明しても分からないし(当たり前)・・・愛犬Tくんは今まで通りの散歩の予定を守っています。ワンちゃんも生き物ですから 当然 食事 運動としての散歩(トイレも含む)を要求します。バタバタと他の事で忙しくしていたら・・もう後をピタっとついてきて離れません。そして ワン ワン とだんだん強く要求してきます。相手の状況関係ない!! ただただ 自分の予定を実行するのみ(この自己中 人間さまも居るんちゃうかな) という事で 朝 5時から始まり 夜10時まで 六回!! 最初の躾が失敗して このようなことになってしまった。 愛犬の散歩中は

  ここら辺に匂いを

 ここらあたりに匂い付け 次いで足を上げて


確認 確認!!

リードが離れた チョット不安だけど ラッキーかも


ぼちぼち 帰ろかな 


この間 約20分    Tくんの散歩でした

日常は主夫業へと

妻は昨年末くらいまで炊事 洗濯 掃除 愛犬の散歩 等々 普通にやっていました。
炊事の方は 年末頃には手に力が段々入らなくなって来ていたので・・(お米を研ぐとき 洗う時 サーァーとお水を流すだけになっていましたので) ご飯が美味しくなくなっていました。それで妻の腕、手に力が入らなくなっているんだな?と判断し その次の日から私がお米炊きを担当しました。この時は副食の方は妻が近くのスーパーで買って来ていました。まだ この頃はフラフラではありましたが歩けておりました。だから 愛犬の散歩もそれなりに行っておりました。この歩くと言うことも この小脳萎縮症の唯一の治療法です。つまり 薬もあるけど 薬は 病状の進むのを少しくらい遅らせるくらいの効目しかない物で 一番良く効く薬は リハビリだ! そうです。こういう意味でなるべくは妻にしてもらっていました。お三度 と掃除 洗濯 全て 私がバトンタッチしたのは 二月末妻は玄関で転倒してから(この時 三日間 ベットの守りをしてからです)この後 歩くのが難儀になった訳です。よく世間でこけたら ダメですよ! というのはこの事 だったんですね! この歩くのが難儀になってからは 私が本格的に主夫業をすることになり 寺の住職も息子に譲りました。 老僧と言ってもチョットオバー気味です。 まだ 先住職と行った方が世間的かも・・・ 
今日は愛犬を紹介します。 年齢 16才 

オリーブ橋小脳萎縮症の妻の現状

入浴について今まで書いてきましたがこの四月頃の妻の身体の状況を書いてみたいとおもいます。 この病気はダンダン身体の機能が衰えてそのうち寝たきり・・というように進行性です。 この四月頃 出来ることは 手すりを持って一歩一歩 歩くこと! 歩き始めた赤ちゃんの手を前から持ってゆっくり後ろ向きに歩いていくように 両手を持ち一歩一歩 1 2 1 2 と掛け声をかけながら歩く ? しか 歩くという行動は出来ません。  先般も 自分で薬を飲もうとして その薬を床に落としました。その床に落ちた薬を拾おう と身体を折り曲げ 手を伸ばして薬を取ろうと思った瞬間 バランスを崩し 椅子から転げ落ちてしまいました。こうなったら 自分で元のように椅子に座りなおす事は出来ません。 私は急いで 妻を抱き上げ椅子に座らせました。 この時 チョット 頭を打っておりましたので 触ってみたら 小さい瘤が出来ていましたが。これぐらいで良かった 良かった! で 妻に聞いてみたら 足に力が入らないそうです。
手は箸をもって食べることは出来ますが 小さいものを掴むとか?細かいことが出来にくいみたい!だから 食事は 箸と先割れスプーン フォーク スプーン と準備して その中で 妻自身が 食事の内容により自分で使いやすいものを持ち食べています。 でも 食べた後はこぼしていて・・ 子供と一緒!!   だけど 自分で出来ることは自分でする!!これがリハビリだと 私は言っています。チョット厳しいかな?


このような日々ですが 合間に私の趣味 水墨画も描いています。

笑ってやってください